中国政府はここ数週間、新型コロナへの対策を徐々に緩和していた。
多くの地域で新たな症例が報告されなかったため、
商店、レストラン、映画館、観光名所の営業が再開された。
しかし、当局は再び閉鎖し始めている。
武漢は3月28日、約60日間の封鎖の後、住民は市を離れない限り、
自由に家を出ることが許されるようになった。
しかし、その5日後の4月2日、共産党当局から、
理由もなく家を出るべきではないと告げられた。
今回の一連の再封鎖措置は、中国政府が、感染第2波を警戒し、
新型コロナの新たな発生が起きる可能性を認識したものだ。
海外からの帰国者が持ち帰った、コロナウイルスの症例が発生している。
中国は3月21日、アメリカとヨーロッパから帰国した学生41人の感染を確認。
当局によると、この日は国内感染例がなかった3日目。
中国は3月28日から外国人の入国を再度禁止した。
中国は他のどの国よりも強力に新型コロナへの対応に力を入れてきた。
しかし現状は感染から抜け出すのが、いかに困難かを見せ付けているかのようだ。
日本は他山の石とし、二度と同じ轍を踏まないようにしなくてはいけない。