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米、新型コロナ研究中国助教授殺害事件。

米・ピッツバーグ大学医学部の助教授・劉兵(Liu Bing、37)さんが、

5月2日、自宅で殺害された。

劉兵さんの体には致命的な銃創が複数、見られた。

窃盗品はなく、家を荒らされた様子はない。

劉さんの自宅から90メートルほど離れたところで、別の中国人の男が、

車の中で死亡しているのが発見された。

劉さんを撃った後、車の中で自殺したとみられる。

地元のアレゲニー郡検視官事務所は、男を郭浩(Guo Hao、47)と特定。

他に容疑者が逃走した形跡はない。二人は知り合いだったという。

 

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ピッツバーグ大学医学部のホームページに掲載されたメッセージによると、

劉さんは新型コロナの感染メカニズムや合併症の研究を進めていて、

「非常に重要な発見をする段階に近づいていた」という。

国際医学誌「ランセット」に掲載されたピッツバーグ大学医学の研究文書によれば、

新型コロナウイルス肺炎のためのワクチンは開発が進み、

予備的な動物実験で十分な抗体の産生を確認していた。

順調にいけば、数カ月後に臨床試験が開始されるとみられていた。

劉さんの近隣住民によると、夫婦は静かで、周辺との付き合いはあまりないという。

事件当時、妻は家にいなかった。