不思議の国日本、100年前の公文書が残り、去年、今年の公文書が残らない。
第2次世界大戦中に細菌戦の研究をした「731部隊」を本部とする、
旧関東軍防疫給水部(関防給)について調査している滋賀医科大名誉教授らが19日、
戦後に政府が作成した関防給に関する公文書を発見。
組織機構や支部の隊員の所属、敗戦前後の行動の一端が明らかになったと発表。
支部で細菌を生産していたことも公文書で初めて裏付けられたという。
公文書は1950~51年に作成された「関東軍防疫給水部部隊概況」。
滋賀医大名誉教授の西山勝夫さん(78)らが昨年、国立公文書館で見つけた。
公文書には本部(731部隊)や大連支部の細部調査票などは含まれていなかった。
西山さんは「他の支部があることから考えると不自然。
速やかに公開する仕組みが必要」と指摘。
約100年前に「スペイン風邪」が世界中で流行した際の地方行政機関の対応を示す、
貴重な公文書3点を、睦沢町立歴史民俗資料館が発見。
啓発活動とワクチンの予防接種を実施していたことが分かる。
発見されたのは、いずれも流行の第2波が訪れた1919年1、2月の文書。
1点目は小学校で衛生講話を実施する告知で、
児童だけでなく、各家庭から1人ずつ参加するよう求める内容。
2点目は予防注射の希望人数の取りまとめを依頼するもので「1人7銭」と記されている。
3点目はワクチン製造が間に合わず、注射が遅れることを知らせている。
「マスクかけぬ命知らず!」と、100年前から着用推奨されていた。
‘@昔の方が告知も丁寧だったのか。