立憲民主党を離党して無所属になっていた山尾志桜里衆院議員(愛知7区)は、
8日、国民民主党に入党した。
所属県連は白紙で、選対委員会で検討をするという。
6月16日夕方、山尾志桜里衆議院議員が、国民民主党に入党することを発表。
翌17日夕方には、須藤元気参議院議員が立憲民主党を離党を表明。
須藤氏は昨年の参議院選で比例区で出馬して当選したばかりだった。
山尾氏は、16日午後にいきなり国民民主党本部に赴き、
たまたま居合わせた平野博文幹事長に入党届を提出。
平野氏が「(立民側に)仁義は切ったか?」と聞いたところ、
山尾氏は、福山哲郎幹事長に電話をかけたと返答。
この時の様子について、同日夕方に福山幹事長は、
「率直に言って驚きました。一方で国民民主党に入党届を出された直後にお電話をいただきました。
国民民主党側から『立憲民主党と福山幹事長に仁義を切ってきたか』と言われて、
入党届を出してからお電話をいただいたようでしたので、私は事情がわかりませんので、
いまお電話をいただいて『入党届を出した』と言われても、
なんともコメントしようがありませんと申し上げました。
それ以上でもそれ以下でもありません」 と、戸惑いと怒りを交差させながら語った。
山尾議員は、既婚男性との交際疑惑報道で民進党を離党し、
衆院愛知7区から無所属で立候補し当選した後、立憲民主党へ入党する。
この時に私は、枝野 幸男代表に「やめときなはれ」と進言したのですが、
案の定この裏切り。裏切者はまた裏切る、それが政治の世界。
山尾議員のスキャンダルのせいで民進党が分解し、仲間が選挙で討ち死にした。
岡田克也氏や前原誠司氏は彼女の色香に酔って、甘やかしてしまった。
甘やかされ役職(政調会長)を与えられた山尾議員は、一気に天狗になった。
入党届を出した後で電話1本かけて、仁義を切ったとは、かなりバカにした話だ。
それでも引き受ける国民民主も、一人でも多く議員が欲しいのだろう。
立民に離党届を出した須藤氏といい、このような醜態は、
野党離れ、政治離れに拍車をかける行為だ。