沖縄県の八重山署は6月23日、従業員を脅迫して働かせたとして、
住所不定の自称経営コンサルタントの山根真一容疑者(50)を、
労働基準法違反(強制労働の禁止)の疑いで逮捕した。
捜査関係者によると、同容疑者は暴力団ともつながりがあるとされる、
反社会的勢力「半グレ」と呼ばれる不良集団のリーダー。
数年前から活動拠点を大阪から石垣市に移し、美崎町などで飲食店経営に関わっていた。
逮捕容疑は2019年9月10日~10月20日ごろ、経営する石垣市美崎町の飲食店で、
従業員の30代男性の退職の申し出に対し「そんなん話がちゃうやろ」などと脅迫し、
労働を強制した疑いで、関係者からの相談で発覚した。
県警が労働基準法の強制労働の禁止で摘発するのは初めて。
逮捕された山根容疑者は、大阪で「地下格闘技」団体を主催していた興行師で、
大阪の半グレ組織のトップに君臨していたとされる。
石垣島で飲食店やマリンスポーツのビジネスを手がけていた山根容疑者。
地元の飲食店経営者は、「山根容疑者が数年前に石垣島に来てから、
キャバクラや居酒屋などを始めたが、他店に乗っ取りをかけたり、派手な客引きをするなど、
地元では問題になっていました」と話す。
安倍総理主催の「桜を見る会」で、暴力団関係者や半グレ集団のメンバーとみられる人物が参加していたと問題になっていたが、
そのなかで、山根容疑者は、安倍昭恵昭恵夫人や菅義偉官房長官と、
ツーショットを撮っていたとされる。
山根容疑者は、2010年に住宅ローン名目で金融機関から約4600万円をだまし取ったとして、
詐欺容疑で逮捕。14年には、知人の頭をビールジョッキで殴るなどしたとして傷害容疑で逮捕。
2017年3月には、約5千万円を恐喝した容疑で山口組系の組長とともに大阪府警に逮捕されている。
なぜこんな人物が「桜を見る会」に招待され、
逮捕された山根容疑者は、昭恵夫人とのツーショットを営業ツールに使っていた。
「桜を見る会」には、ほかにも、こうした反社会的勢力と呼ばれる連中が、
かなりの数参加していた。
山口組の元組員や現役暴力団幹部が目撃されたとの週刊誌報道もあり、
安倍政権が参加者名簿を出すことに絶対に応じず、しかも『反社会的勢力の定義は困難』と、
自らの党の定義を覆し閣議決定したのも、こうした実態があからさまに出てくるのを恐れたためだ。
全てがクレイジーなのに追求されない。