中国漁船、インドネシア漁船員の遺体を冷凍庫に1週間保管。
「マグロ漁船に売り飛ばすぞ!」は、いまだ顕在していた!
インドネシア当局は、拿捕した中国漁船から、インドネシア人の遺体を見つけたと発表。
遺体は1週間あまり冷凍されていたという。
人権団体によると、通報者は姉妹船に乗っていた別のインドネシア人漁船員(20)で、
「船長の虐待で死亡した」と報告。
2019年11月以来、中国漁船で働くインドネシア人は過酷な労働条件にあると報告されており、
これまでに死亡者は8人におよぶ。
通報者は「中国漁船の船長から胸を強く蹴られ、病を患い、死亡した」と報告していたという。
「彼は病気の間、何も食べられず、死の直前にパンと牛乳を受け取った」とDFW(権利保護団体)は、
中国漁船に乗っていた人物の証言を報告した。
韓国メディアは、インドネシア人乗組員は2019年12月~3月の間に、
3人の遺体が海に投げ込まれたと報道。
それによると、インドネシア人乗組員は30時間も立ちっぱなしで働かされたり、
わずか6時間の食事と睡眠しか与えられなかったりした。
また、給与は約束された額よりずっと少なく、月30ドル程度だったという。
さらに最近では、当局者によると、6月5日にマラッカ海峡を航行中に、
彼らは海で7時間漂流したのち、救助された。
DFWは、こうした過酷労働には人身売買ビジネスが関わっていると疑っている。
犯罪集団は、偽の広告で人員を乗船させ、強制労働を強いるという。
船員が洋上から逃げることは容易ではない。