「命の選別」が必要だと発言した党メンバーの大西恒樹氏を除籍処分にすると決めた。
大西氏は7月上旬、インターネット上に公開した動画で「命を選別しないと駄目だ」
「高齢の方から逝ってもらうしかない」と発言。
山本代表は当初、「処分はしない。党内で教育をしなおす」としていたが、
あまりの批判の多さに、総会を開いて決議すると表明。
山本代表は「発言は許されるものではない。恐怖を感じた大勢の方々に心よりおわび申し上げる」
と謝罪。
自身の引責辞任は否定した。
大西氏は7日にはいったん「浅はかな発言、大変申し訳ありませんでした」と謝罪し、
動画を削除した。
しかし、15日に一転して、「自分の言ったことを隠すのは本意ではないので、再度公開します」
と動画を再投稿した。
山本代表がが10日、「彼の発言は除籍に値する」との考えを示したことへの開き直りだ。
会見には重い身体障害がある同等の木村英子、舩後靖彦両参院議員が同席。
木村氏は「命の選別は絶対に許してはいけない。社会全体の問題だ」と訴えた。
舩後氏も「命の選別をさせない政治を実現するため、社会にも働き掛けたい」と強調。
‘@初期対応は、山本代表らしからぬ間違ってはいけない判断。
やはり、少しでも票がほいし小党の弱さが山本代表の眼を曇らせたようだ。
まさか自身の辞任にまで影響が及ぶとは想像できなかったのだろう。
会見中「脳がかなり疲れてて・・・すいません」と言葉が出てこず、
スタッフに補ってもらったり、長く目を閉じる場面もあった。
しかし、自身を犠牲にして重い障害のある党員2人を当選させた。
その意義は何だったのか。
山本代表の底が見えた気がする。