首相官邸三権分立の説明図を1998年以来、22年ぶりに修正。
主権者である国民より内閣の方が上位にあるよう修正されていた。
野党から追及され「監視の意図はない」として6月中旬に差し替えた。
SNSなどでも「内閣主権」「内閣が国民を縛っているようだ」と批判が殺到。
「『私が立法府の長ですから』と言い放ってしまう首相ですから」と炎上状態。
説明図は、国民を中心に置き、その周りに配した国会(立法)、内閣(行政)、
最高裁判所(司法)の三権が互いにチェックする仕組みを示し、
修正前の図では、国民から国会に向けて「選挙」、最高裁に向けては「国民審査」、
内閣に向けては「世論」という矢印が書かれ、国民主導の関係性が強調された。
しかし今回、内閣だけは矢印の方向が逆で、内閣から国民に向かって「行政」と修正されていた。
内閣が国民に向かって行政ということは、内閣が国民を支配することを意味する。
表立ってこういった表現をするということは、
かねてからの安倍総理の思想が本格化したということだ。