これまでの新型コロナの死者数は1060人(8月12日時点)。
コロナ無関心派は、インフルエンザや熱中症、交通事故の死者数と比べて、
新型コロナで亡くなる人は少ないのだから大騒ぎする必要はないと言う。
それを国が後押しする格好となっている。
行政は、責任を取りたくないから、新型コロナを指定伝染病に設定して、
医療現場や社会へ負担を押し付けた。
お盆の帰省も自治体で判断してください、個人で常識的に判断してください。
西村大臣に言わせれば、「そのくらいのことは自分で考えろ、分かるだろ」ということだ。
だから、国は「Go Toキャンペーン」で外に出てくださいと促す。
しかし、国民はそんなバカばかりではないから、旅行どころか自粛して帰省を控える人も多くいる。
そして、「Go Toキャンペーン」で、沖縄では感染爆発が起き、
県の人口当たりの新規感染者数は、東京の2.5倍に達し、
現場では医療崩壊が起きている。
それでも政府は国の問題としては捉えず、「Go Toキャンペーン」を継続している。
それは沖縄の玉城知事も同じだ。
「Go Toキャンペーン」をやみくもに推進した人は猛省すべきだ。
その失敗が結局は経済に打撃を与える。
国会を開かない理由の一つは、議論の余地をなくして現在の政策を続けることだ。
統計学的な分析からの8月は4月のピークよりも1.5倍くらいに感染者が増加している。
私は必ず起きると思っているが、日本で秋に入り重症化率が高まれば、
今年の5月までの流行では約1000人程度で収まった死者数が、
この秋冬の流行では1万人超に到達するとの試算もある。
今備えなければ大変なことになると私は思っている。