JNNの世論調査で、安倍内閣の支持率は、政権末期としては異例の62.4%に達した。
「ポスト安倍」にふさわしい人物については48%の人が菅官房長官と答えた。
一方、支持できないという人は、26.0ポイント減って36.2%。
各政党の支持率は自民党の支持率が43.2%と、第二次安倍政権発足後、
最も高い皮肉な結果となっている。
自らが身を引くことにより、内閣の支持率、党の支持率が軒並み急騰。
いかに安倍総理に、嫌悪感を抱いていた国民が多いかが良く分かる。
そして、私の予測通り菅総理が誕生するようだが、
やはり、菅氏の人気は、みんなが思っている以上に高いようだ。
もちろん、昨今のマスコミの菅総裁ヨイショアピールの影響もあるだろうが。
自民党総裁選挙に立候補を表明している3人について、誰がポスト安倍にふさわしいかの問いには、
菅官房長官が全体の48%を占めトップ、次いで石破元幹事長が27%、岸田政調会長が6%の順。
野党の合流新党について、「期待する」は30%、「期待しない」は62%。
ここまで来て、枝野代表ではダメなのだろう。
もう少し目立つ人でならなければならない。
山本太郎氏のように。
失言、暴言をしてはいけないが、もう少し炎上するような演出が必要だ。
戦略を練り直す必要がある。
後は以前に、朝日も方向を変えつつあると指摘したが、
今回、大きな舵取りをしたようだ。
それだけ、会社も疲弊しているようだが、政権派になったからといって、
産経のように会社運営がうまくいくとは限らない。
ただ、余計な圧力からは逃れられる。
次の総理にもっとも期待する政策としては「景気や雇用」がトップで、
「新型コロナウイルス対策」は全体の3番目だった。
政府の観光振興策「GoToトラベルキャンペーン」については、
「続けるべき」が35%、「やめるべき」が56%。
菅政権になった時の早期解散がますます現実味を帯びてきた。
8.29 次期総理。
安倍総理は総裁選の度に「次はあなただから」と岸田氏を説き伏せ、
岸田氏は総裁選に名乗りを上げなかった。
安倍総理は「次回は何とか岸田氏で」と二階・麻生両氏に懇願していた。
しかし、二階幹事長が首を縦に振らない。麻生大臣も難色を示しだした。
困難な状況の時に岸田氏では心もとない。選挙の顔にも弱い。
つなぎに菅官房長官が有力となってきた。
安定感のある官房長対応。
「令和おじさん」としても、意外と若者にも人気がある。
会見の時には苦虫を潰したような対応が多いが、
地方に行くと意外と人気がある。
岸田氏よりも菅氏の方が大衆が沸く。
麻生氏と菅氏の関係は良くないのだが、この頃は「金融立国日本」としての思惑が一致している。
香港が荒れ、金融関係者が逃げ出している今の状況jは千載一遇のチャンス。
待ったなしで進めなくてはいけない。
菅氏自身もこの頃はメディアへの顔出しが増えている。
私は「令和おじさん」から心境が変わったと感じている。
今まで懐刀で頑張ってきたが、自分に意外と人気があることに気付いた。
そして、周りからも次期総理の声が聞こえだした。
本人も満更ではなくなってきたのだ。
安倍総理は前回同様、期間の違いはあれど、道半ばで自信の病で辞さるを得なくなった。
「志半ばで断腸の思い」と本人も語るように、未練は残る。
その志を受け継いでくれるのは、一番よく知る菅氏。
安倍総理が「頼む」と言えば、菅氏も引き受ける。
操りやすいのは岸田氏。
菅氏は頑固なところがあるので、トップになると他の意見を聞かないこともある。
その点岸田氏は与し易い。
割れれば石破氏の目が出てくる。
安倍総理は石破氏だけには譲りたくない。
そのためにも、両議院委員会で決めれようとしている。
今の時期は新型コロナ禍の中、早く決めなくてはいけないとのお題目で。
そうすれば、石破氏はかなり厳しい状態となる。
そして、菅氏が総理の座に座り、それなりにこなせれば、次期総裁も菅氏の可能性がある。
だとしたら、岸田氏の出番は限りなく遠くなる。
菅氏は大阪維新とも深い関係がある。
憲法改正にも維新の票が必要だし、「金融立国日本」としても大阪、福岡(麻生)の名が挙がる。
大阪都構想には菅氏の力を借りる。
「Go To」も道半ば。
今の流れからしたら菅氏しか見えない。