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自民党総裁選所見演説での総裁は石破茂氏圧倒!

自民党総裁選所見演説での演説は、

菅さんは原稿を読みっぱなし、岸田氏は半々、石破氏は原稿を読まず前を向いて堂々と演説。

多分内容よりも(笑)石破氏の圧倒的な力量と頭の良さを見せられた場面だ。

石破氏の演説が、力強く、分かり易く、国民に一番寄り添った演説だと感じた。

多分自民党の国会議員の多くも、同じことを感じたに違いない。

そして、総選挙で一番強く、アピールできるのは石破氏ではないか。

だから、テレビではほとんどそのシーンを報道しない。

国の総理候補の演説なのに、スルーしている。

これを流したら、多くの国民は3人の中でだれが一番総理にふさわしいか、

見方が変わってくるだろう。

だから流さない。

しかし、この石破氏の頑張りは自民党にとって大いに有利なはずだ。

「お友達内閣」と揶揄された自民党安倍政権下の中で、

安倍総理に物申す自民党議員がいるということは、

唯一の、自民党の健全化に貢献していることとなる。

 

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菅氏は「首相の国会出席は限定すべき」と断言。

安倍総理はコロナ感染が再拡大する「大事な」局面でも国会には出てこなかったが、

その姿勢をさらに強化し「継承」するようだ。

国民に見えない総理が、果たして次期総理、国民にとって有益なのか。

そんな中、菅氏が本音を述べた。

8日夜のTBSの報道番組の中で石破氏が菅氏に、

自衛隊を明記する憲法改正についての考えを質問。

菅氏は「自衛隊の立ち位置というのが、憲法の中で否定をされている」と述べた。

この発言について、菅氏は9日午前の記者会見で真意を問われ、

「若干、言葉足らずだったため、誤解を招いたかもしれない」とし、

憲法に違反するものではないというのが政府の正式な見解だ」と発言を訂正。

政府は自衛隊について、戦争を遂行する能力がある「軍隊」ではないが、合憲の存在との立場。

この重要な問題を間違う筈が無い。間違いがあってはならない。

もし、違っていればその場で訂正しただろう。

石破氏のナイスな質問だった。

菅氏も現憲法に照らし合わせれば、「自衛隊違憲」と思っているのだ。

しかし、政府として違憲と認めるわけにはいかないので、苦し言い訳に明け暮れる中、

唐突に聞かれ本音が出たのだ。

安倍政権になり、戦争ができる状態に法改正し、自衛隊違憲の方向へさらに強く導いている。

どうにも言い訳ができない状態である。

例えば「格差拡大どうする」の質問に、菅氏は「雇用が増えた」の一点張り。

反省が何もない。反省無きところに成功は無い。

 

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石破氏は「増えた雇用は女性・高齢者、非正規、所得の低い人達。

格差拡大は事実、これを解消せずに経済の発展はない」と分析した答弁。

役者が違う。

自民総裁選共同記者会見の始まりの場面で、

菅さんが『あれ』みたいな感じで視線を送り、秘書のような人が、

付箋を沢山貼った原稿を手渡ししたが、

なぜか菅氏は少し不機嫌そうな態度でサッと奪い取るように受け取った。

菅氏が次期総理濃厚になったら、「菅さんは良い人」報道が増えた。

悪の世界でも、幹部の人たち一人一人と話すと「いい人」に感じる。

あたりは優しく、ごちそうしてくれるいい人だ。

しかし、方や市民を泣かして食っている。

悪は悪なのだ。

安倍政権の悪行三昧の数々を、支え実行してきたのは菅官房長官だということを忘れてはいけない。

次期総理として、それらを削ぎ落して透明性のある清い政権を目指すかとの、

私の甘い期待は早々に崩れ去り、それも含めて安倍政権を踏襲していくようだ。

秋冬に向けてコロナ対策をどうしていくのか、医療体制をどう強化していくのか、

菅氏からも政府からも全く聞こえてこない。

国会も開かれず、分科会の議論も見えてこない。

そして、一番重要な司令塔が長期間、い・な・い。

その一方で、「Go To」の東京追加や「Go Toイート」ばかりが報じられる。

秋冬は本当に大丈夫なのか。

日本は本当に大丈夫なのか。