コロナ連絡会議40回分 議事録平均わずか10行。
「バレたらマズイものには徹底的に蓋をしろ」
第19回の「連絡会議」の記録。議事の概要は、たった3行。
新型コロナの対応を実質的に決める政府の「連絡会議」について、
今年1~3月の40回分の記録を毎日新聞が分析したところ、
議事内容の記載は平均で10行しかなく、安倍総理ら高官の発言の記載は一切なかった。
既に開示されていた数回分の記録から同様の問題が指摘されていたが、
安倍総理らの発言を残さない手法が定着していることが鮮明となった。
40回分の期間中には、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」への対応、
大規模イベントへの自粛要請、全国一斉休校、
中国など海外からの入国制限などが決められている。
専門家の間では「これでは国の対応が事後検証できない」と憤る。
安倍総理は自信が無く、責任を取りたくないから自身の発言を残さない。
コロナ対策と公文書問題への対応は自民党総裁選でも注目されているが、
菅氏が総理になったら、同じように議事録は記載されない。
日本の史実が廃棄され、ますます北朝鮮化となっていく。
だから国際的に評価が低く、下降の一途をたどっている。
こんなバカなことがまかり通る日本国にした安倍総理、菅長官らの罪は大きい。
新型コロナの感染拡大を、公文書管理ガイドラインが定める、
「歴史的緊急事態」に指定する考えを表明した。
歴史的緊急事態に指定されると、政府会議の開催日時や発言者、
発言内容などの記録が義務付けられる。
安倍総理は、全国一斉休校の方針を事実上決めた関係閣僚らとの連絡会議についても、
議事録を作成し、公表する考えを示した。
翌10日の閣議で、「歴史的緊急事態」に初めて指定することを了解した。
重要な政策について、政府が意思決定をする会議の議事録作成などを義務付ける。
しかし菅義偉官房長官は6月2日、連絡会議の記録を一般には公表しない方針を示した。
菅官房長官は記者会見で、連絡会議の記録は3月1日分まで作成済みとした上で、
「情報公開法で不開示に該当する個人や法人に関する情報が含まれ、
ホームページなどでの一律の公開にはなじまない」と説明。
3月の議事概要を作って公表する方針を示していた国会答弁を覆した。
政府高官も「作戦会議だ」と政策の方向性を話し合うことを認めている。
当該出席者は名前を出していただいて結構と述べているのに頑なに開示を否定する菅長官。
百歩譲って、お得意の黒塗りで法人お名前だけ黒塗りにして開示すればよい。
それもしないということは、政府側にとって不都合な内容が含まれているということだ。
そうでなければ、堂々と開示するだろう。
後々、関係者の話で出てきているが、専門家の意見を無視して、
政府の思う方向で実行している。それが国民に分かると都合が悪いと考えたのだ。
しかし、「専門家の意見も考慮し政府としてはこういう方向で良く」と、丁寧に説明すればよい。
腹が座っていないから、隠そうとするのだ。