大阪市の松井一郎市長(56)は、大阪都構想の是非を問う住民投票が否決された場合、
2023年4月までの任期を全うした上で政界を引退する考えを明らかにした。
松井市長は、東京都で行われた日本記者クラブ主催の会見で、
大阪都構想住民投票に「負けたら政治家としてはもう終了です」と語った。
また、「僕の時代にもう二度と都構想の話はしない」と述べ、
自身の任期中に3度目に向けた議論はしない方針も示した。
一方、一緒に会見した吉村洋文・大阪府知事(45)は、
「否決されたから辞めるということは考えていない」と発言。
「進退を絡めると(知事や市長の)信任投票みたいになる。
冷静に大阪の未来を考えて投票していただくのが適切じゃないか」と述べた。
11月1日に予定する住民投票は、否決された15年に続いて2度目。
‘@大阪での松井氏の人気は高い。進退をかけたら賛成票は伸びる可能性がある。
本当なら、吉村知事も進退をかけたら、都構想は間違いなく可決されるだろう。
吉村知事の発言はブラフか本物か。
策士の二人、前回は僅差だったので、『今回はオレ(松井)が進退をかけると言うから、
キミ(吉村)は真っ当な意見を述べろ、そうすれば好感度はアップする。
一挙両得になる可能性はある』と練ったのだろう。
このままいけば、菅総理の後ろ盾もあり可決の可能性は大きい。