自民党の杉田水脈衆院議員(53)が、党会合で性暴力被害などを巡り、
「女性はいくらでもうそをつける」と、自虐ネタの発言をした。
一度発言を否定していたが、その後ブログで事実を認めた。
ブログで訂正謝罪とは、あまりにもチャラく幼稚だ。
記者会見をすると、また余計な発言することを危惧した党の方針だ。
「会議において私は大変長い発言をしており、ご指摘のような発言は行っていないという認識でおり、
報道にありましたような女性を蔑視する趣旨の発言、
(「女性はいくらでも嘘をつく」)はしていない旨を投稿いたしました。
しかし、今回改めて関係者から当時の私の発言を精査致しましたところ、
ご指摘の発言があったことを確認しましたので、先のブログの記載を訂正します。
事実と違っていたことをお詫びいたします。」とした。
自分の言ったことを忘れるようなら政治家は務まらない。
そのうえで「自由民主党の部会はさまざまな政策課題を扱っており、
外交上あるいは国民感情的にセンシティブな問題や、特定の団体が不利益を被るような問題、
国民負担を増やすような問題もあり、それらについても忌憚のない意見、
ひるまずに正面からなされる議論を担保するために『非公開』とされていると伺っております。」
と、何で今回私の発言が外に漏れたのか疑問を呈するとともに、
同じような発言は他の議員もしていることを暗に肯定した。
非公開の中でこそ本音が語られる。
「今後も政調会長からのご注意を肝に銘じながら、表現や言い回しに気をつけて、
自由闊達な部会の場で有権者の皆様の声などをしっかりとお伝えし、
より良い政策の立案に励みます。」と、
私の真意は変わらないが、今後は表現や言い回しに気を付けて、うまく発言しますと締めくくった。
女性でありながら女性を蔑視する自虐ネタで男性社会に受け入れられる。
自民党内に杉田議員の意見に賛同する議員は多数いるのだろう。
杉田議員は萩生田光一文科大臣から寵愛されていて、安倍元総理もお気に入りの議員だ。
比例中国ブロック単独1位で当選したが、海外メディアからは批判されている。
発言が「性差別」だとしてその撤回や辞職を求める署名が10万を超えている。
女性活躍への大きな足かせだということを気づかない愚かな自民党。
菅総理は元来そういう気はもうとう無いということが良く分かる。
この署名について、自民党の野田聖子幹事長代行は受け取りを「辞退」したという。
所詮同じ穴の狢ということだ。