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「世界一孤高の大統領」ホセ・ムヒカ氏引退。

「心の貧乏」

 

南米ウルグアイで2010年から2015年まで大統領(85)を務めたホセ・ムヒカが、

今月20日上院議員を辞任し政界から引退すると発表。

維持費だけでも無駄使いの専用機など必要ないとして大統領専用機を売却。

外国を訪問する場合も彼は高齢ではあるが、エコノミーのフライトを探していた。

大統領時代は月給の約90%を慈善団体に寄付。

2010年の個人資産は、所有しているフォルクスワーゲン・ビートルのみだったという。

大統領退任後は学校建設などに貢献している。

 

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「質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てば、

この惑星はどうなるのでしょうか。息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。

同じ質問を別の言い方ですると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を、

世界の70億〜80億人の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?

可能ですか?それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?

なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?

我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題なのです。

私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。

幸せになるためにこの地球にやってきたのです。

貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、

いくらあっても満足しない人のことなのです。」

 

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