北海道や大阪では、新型コロナによる医療崩壊を起こしている。
大阪府の吉村知事は、新型コロナ感染拡大で、府では手に負えず自衛隊の派遣を要請。
「自衛隊が最後の手段なわけですから、最後の手段のお願いもしているので」
しかし、大阪府の派遣要請に、ヒゲの隊長こと陸上自衛隊出身の佐藤正久議員が
「自衛隊は便利屋ではない」と苦言を呈した。
「何人でもいいからではなく、この病院に看護師約何人とか、施設消毒等具体的なものが必要」
と必要な人員などを具体化してから要請すべきと指摘。
これに対し吉村知事は「便利屋と思ったことは一切ありません」と反論。
防衛省とは水面下で調整を進めており、会見では具体的な数に触れなかっただけだとした。
その後も、おさまりきれない吉村知事は、便利屋かと僕が思っているかのごときのツイートだったので、
「やっぱりそれは違いますよ」ということは申し上げた方がいいかなと。
僕らはお願いしている側なので、どういう思いでしているのかというのは誤解があってはいけませんから。
北海道旭川市に対しては、9日看護官1人と准看護師資格を持つ4人1チームの自衛隊員計5人が派遣された。
北海道には、後1チーム5人を派遣する。
‘@吉村知事も、自衛隊を便利屋などとは思っていないだろう。
自身、自衛隊を要請すること自体、自身の対策の瑕疵を露呈することとなる。
プライドの高い吉村知事にとっては避けたいところだったが、
どうしようもない状態になっているということだ。
本来なら、北海道もそうだが、もう少し早い対応があってしかるべき。
これまでも自衛隊はダイヤモンドプリンセス号への対応に約2700人を派遣。
また、クラスターが起きた沖縄県の病院支援や中国武漢からの帰国者らへの対応に当たってきた。
こうした活動における自衛隊の感染はゼロだ。
佐藤議員の指摘はあまりにも唐突で的外れだ。
困っているのであれば協力・助けてあげることが大事だ。
ここでも、自助・共助を強調したいのか。
国から、こういった声が上がると、他の自治体は二の足を踏むことになる。
多方面から要請があれば対応できないから、それが狙いなのだろうが、嫌らしい話だ。
そして、今回の派遣は、あまり力を入れていないような気がする。
あくまでも、お手伝い。