和歌山県の仁坂吉伸知事(70)が、県のこのチームは本当によく仕事をしてくれていまして、
仕事の様子も詳細に聞いていますので、現場でどんな活動がされているか分かってきますし、
他県がその点でどうなっているのかも如実に分かります。
東京・大阪のように爆発してしまうとその収拾にはとても時間がかかるのですが、
そこをまじめにしっかりとやっておかないと、感染爆発が起こるぞということもよく分かります。
特に隣県大阪は、他人事とはとうてい思えないので、
何度か気の付いたことを「差し出がましいようですが・・・」と断った上、アドバイスをしました。
しかし、中々改善も出来ぬうちに今の爆発をよんでしまったのは、大変残念であります。
一例を挙げると、和歌山の人と大阪の人が会食をしていて、和歌山の人の感染が確認されたので、
当然その濃厚接触者ということで、大阪に通報をしました。
我々は自分達がやっているように最寄りの保健所がすぐに飛んで行って、その人にPCR検査をして、
感染しているかどうか確かめているだろうと思っていたら、
その後、検査がされていないことが分かりました。
仮にその人が発症していたら、あるいは無症状の感染者であったら、
更に大勢の人にうつすことになります。
こういう状態が続くと、いずれ感染爆発が起こるのは理論的に自明であります。
私はこういう例を発見した時には大阪に通知して、偉そうにならない程度に、
改善しないと危ないですよ、爆発に繋がりかねませんとアドバイスしていたのですが、
中々改善に繋がらず残念でありました。
現場が忙しすぎて、分かっていても対応できなかったのかもしれません。
今や、大阪の感染の爆発により、和歌山にも火の粉がどんどん飛んできまして、
和歌山の保健医療当局も大忙しであります。大阪の南部は元々3次救急が脆弱なので、
最後の砦は和歌山市の大病院という形で駆け込んで来られることが常態化していたのですが、
大阪の方は分かってもらえているでしょうか。
‘@やはり、私の知見は当たっていた。
テレビなどで、吉村知事は対応が早いなどと持ち上げる人がいるが、
口先と行動の乖離が大きい気がしていたが、仁坂知事が暴露した。
知事がここまで指摘するのだから、よほどのことなのだろう。