東京都で過去2番目に多い736人の感染者が報告された。
国内の新型コロナ感染者は19日、累計感染者は20万人に迫った。
政府が重点的対策を呼び掛けた「勝負の3週間」が過ぎた後も増加傾向が止まらない。
直近の1週間(12~18日)の新規感染者は、1日当たりの平均が2653人となり、
「第3波」の流行が本格化した11月前半(11月7~13日)に比べ2倍に増えた。
死者は平均41人で同期間の4倍になっており、
医療体制が急激に逼迫している状況を反映している。
医療機関が手薄になる年末年始を前に、減少の兆しは見えない。
「Go To トラベル」停止など、政府の後手後手の対策は効果が上がっていない。
ましてや、総理自ら高齢者8人で忘年会をしたり、店はしごを繰り返していれば、
国民への自粛要請も希薄化する。
げんに、NTTドコモがまとめた19日の午後3時時点の全国主要駅や繁華街の人出は、
計95地点のうち6割弱に当たる54地点で前週12日から増加。
政府や自治体は国民が悪いかのように、感染対策徹底を力説する。
確かに、徹底していない一部の人はいる。
しかし、そういう人たちに徹底させるためにも、国や自治体自らお手本を示さなくてはいけないのに、
真逆のことをしていたのでは、誰も国や自治体の提言を聞かなくなる。
それが一番怖いのだ。
げんに、人出は増えている。
それを、気のゆるみで切って捨てるのは欺瞞も甚だしい。
相変わらず、野村 修也氏などは、全国的に停止している「Go To トラベル」を、
意見を述べる時に、「Go To トラベルが原因かどうかわからない」と、
自分の述べた「Go To トラベル」推進論を弁解した上で、
「それだけにとらわれていると、トラベル止めたから大丈夫だと思ってしまう」と持論を展開。
それなのに、「今日の行動がお正月を決める」と、矛盾した意見を述べる。
「Go To トラベル」は行動ではないのか?
政府の諮問会などにも顔を出しているので、政府を擁護する発言を繰り返し、
国民を惑わせる権化だ。