日本医師会(日医)や日本看護協会、日本病院会など医療関係9団体が21日、
日本医師会館(東京・本駒込)で合同記者会見を行い、新型コロナの感染拡大を受け、
「このままでは、全国で必要なすべての医療提供が立ち行かなくなる」
と訴え『医療緊急事態宣言』を出した。
「このままでは、新型コロナウイルス感染症のみならず、国民が通常の医療を受けられなくなる」と訴え、
政府に対し「未知の感染症に対して政策を度々変更することに躊躇する必要はない。
勇気をもって早め早めの対策を」などと呼び掛けた。
「国民の移動制限や行動制限を政策として掲げていかなければだめではないか」と強調。
「医療は間違いなく緊急事態だ。団結して乗り越える意思を菅義偉首相に表してほしい」
と踏み込んだ対応を求めた。
地域の医療、介護体制を守り抜く決意も強く示した。
コロナ禍、看護師悲痛 仮眠とれず オムツして業務も。
(ライフからだ)
使命感で献身する看護師らの疲労困憊ぶりはもはや限界に近い。
入院してくるのは主に高齢者で、80代や90代の姿も珍しくはない。
寝たきりや認知症の人らもおり、看護師らは通常業務のほか、
食事や寝起き、排泄(はいせつ)などの介助業務にも追われる。
感染が疑われる症状が出て、免疫力が低下していたり、
持病があったりする高齢者も受け入れており、
病棟には「院内感染は決してあってはいけない」との緊張感が常に張り詰めている。
ナースコールも鳴りやまず、「苦しい」「早く来て」といった訴えに、
一つ一つ対応していかなければならない。
夕方から翌朝までの16時間近くを少しの仮眠もとれず、ノンストップで働き続けるスタッフもいる状況だ。
別の病院のコロナ病棟で働く看護師の中には、夜勤帯の忙しさを見据え、
「トイレに行く時間が取れないこともあるから」と、大人用のオムツをして業務に当たる人もいると聞く。
‘@日本医師会や医療従事の逼迫した声がなぜ届かないのか。
総理大臣をはじめとした国会議員の危機感の無さ。
尾身会長のブレた切迫感。
西村大臣は強い口調で不要不急の「行動を控えるよう」訴えるが、
菅総理や西村大臣は「Go To トラベル」で感染は広がらないと明言。
「Go To トラベル」は行動ではないのか。急要なのか。
これを擁護する人たち、信じている人たちが、テレビなどで同様な意見を拡散する。
情報発信元から、日々ゆるい発言が出れば、医療従事者の切迫した声など薄まる。
「旅行が大丈夫なら、近隣の町に出かけても良いだろう」と思うのは当たり前のことだ。
人が動けば感染が広がるということを理解できない愚かにウイルスが付け込んでいる。
「マスクはワクチン」とした言葉が賞賛され、連日テレビなどで拡散された。
「マスクさえしていれば大丈夫だ」と誤解を招いてしまった言葉だ。
挙句、家の中でもマスク。
それこそ心を病む人が増える。
一度外れた車輪で、そのまま動こうとすると、車体は箍(たが)が外れ、
歯止めがかからなくなり、最後はクラッシュしなければ止まらない。
外れた車輪を、動きながら修正しようとするから、正常な判断ができず、
無理が犠牲を増やす。
一度立ち止まり、修正してから動かした方が、時間は遅れるが、
車輪が外れたまま動くより安全で、結果早く到達する。