「食事を作るのはお母さんだけですか?」
『ガールスカウト日本連盟』のプログラムに参加した、京都府、岡山県の女子高生3人が問題提起。
連盟が、2020年12月25日に出したプレスリリースによると、
3人は、「性別によって役割を決めつけることがない社会をつくる」として、
「今、私たちが変えないと、未来は変わりません」と活動の趣旨を説明。
「食堂プロジェクト」を名乗って、ネット署名サイト「change.org」で、
「ファミリーマートの『お母さん食堂』の名前を変えたい!!!」と題して署名を募っており、
31日までに1万人が目標だとしている。
『ガールスカウト日本連盟』は、活動に協力するという形を取っている。
ファミマ側は、「貴重なご意見として受け止めております」などと対応。
‘@「おふくろの味」という言葉も使用できなくなるのか。
月並みだが「お父さん食堂」ならいいのか。
「子供食堂」ならどうなのか。
3シリーズで販売すれば問題ないのか。
「奥様」などの言葉にも違和感を持つ女性がいるようだ。
というか、女性という言葉も使用してはいけなくなるのか。
履歴書にも性別を記入しない時代。
差別も区別も同じ意味で扱う。
だとすれば、トイレも男女を無くすべきだと言えば怒られる。
ダイバーシティと言えば聞こえはいいが、多様性は本質を破壊する。
その典型が出生率。
煩瑣な時代に突入しているが、時代の大きな変化の端境期だ。
ちなみに、『お母さん食堂』のCMにはタレントの香取慎吾さんが割烹着で出演。
多分、ファミリーマートは、こういった抗議を想定していたのかも知れない。
そして、ファミリーマートの考える『お母さん』は、性別を問うものではない。
だから、香取慎吾さんを起用したのかもしれない。
それよりも、「おかあさん食堂」と言いながら、
男性が割烹着着て、お母さんのふりをしていること自体、
「お母さんをバカにしている」などの突込みは生まれてこないのか。
言葉だけを変えても、本質が変わらなければ何も変わらない。
「呼び方」を変えるのは手っ取り早いが、そこで停止したら何も進まない。
進んだことにはならない。
本質は、お互いが柔軟に受け入れること。
「イヤ」だと言える環境と、それを普通に「受け入れる」環境。
早い話がセクハラも言われる人によって、同じ言葉でもセクハラに感じたり感じなかったりする。
だから「それは止めてください」と、いつでも言える環境と、素直に「受け入れる」環境。
プロヒビット!プロヒビット!はダイバーシティとは逆行する気がする。
ダイバーシティよりもタレントの方がいい。
息づらい世の中になってくる。