6日午後、新年初めての会見に臨んだ日本医師会の中川会長は、
すべての国会議員に襟を正すよう求めた。
「緊急事態宣言下においては全国会議員の夜の会食を、
人数にかかわらず全面自粛してはいかがでしょうか」と喚起した。
「国会議員に範を示していただきたい。まず『隗より始めよ』です。
そのような行動が必ず、国民の一部に生じた弛みの解消につながります」
と、国会議員の会食などのゆるみを指摘。
その上で、「必要な時に適切な医療を提供できない、適切な医療を受けることができない、
これは医療崩壊です。現実はすでに『医療崩壊』です」と、医療崩壊していると訴えた。
‘@議員たちは怒りに震えているだろうが、それは逆ギレだ。
中川会長は当たり前のことを述べている。
こんなことを言われること自体恥だと猛省すべきだ。
なぜ、中川会長がここまで言わなければならないのか。
国会議員や地方議員、首長の会食のゆるみが収まらず、
挙句、当事者の「何が悪いんだ」と開き直った会見が続いている。
そして、テレビなどのメディアも強く訴えず、ゆるい報道に留まっている。
いまだ「動いただけでは感染はしない」とテレビで述べるタレント弁護士の八代氏。
それを聞かれて小坂健教授(東北大学)も「そうです」と追従する。
しかし、その後、小坂くんは「出勤停止も視野に」と述べる。
その後、小坂くんはなんと「人が動かなければ減る(ウイルス)」と述べる。
テレビに出たい気持ちは分かるが、専門家なら専門家らしく忖度しないで、
「動かないことがウイルスを拡散しない一番の方法です」とたしなめるべきだ。
『人が動かなければウイルスは動かない』
そうでなければ、だったら日帰りなら旅行も大丈夫となる。
極端なことを言えば、国民全員が家からでなければ、2週間で収まり、
1か月で終息する。
極力それに向かわなければ、終息は長引く。
『不要不急の外出は控える』それしかないのだ。
何もあてにならないから、中川会長が身を挺して発言しているのだ。
現場と国、一部国民の温度差は広がるばかりだ。