政府の求めに応じて、午後8時までの時短要請に応じている外食チェーンのサイゼリヤは、
13日に決算会見を行い、堀埜一成社長は、
政府がランチでも感染リスクが高いと注意を呼びかけたことについて、
「きょうまた、ランチがどうのこうのと言われて、ふざけんなよと」と述べた。
地域によっては、大手飲食チェーンに補助金が出ていないとして、
「大手飲食チェーンで働いている人は多い。
外食は、しゃれにならないぐらい追い込まれている可能性がある」と、
大手への補助金の拡充を訴えた。
サイゼリヤの去年11月までの3か月間の決算は、
最終利益が前の年の同じ時期と比べて80%余り下回る大幅な減益。
閉店時間を繰り上げて営業しているため。
堀埜一成社長は記者会見で「感染者数が再び増加し、売り上げが大きく減少している」と述べ、
先行きに強い懸念を示した。
そのうえで、堀埜社長は「大手は雇用も多く従業員たちの職場を奪ってはいけないが、
このままでは、危機的状況になってしまう」と述べ、外食業界に対して、
政府による何らかの支援が必要だという認識を強調した。