神奈川県は、新型コロナ感染患者の受け入れ可能な数を示す「最大確保病床」数について、
現在発表している1939床から1078床へと大幅減となった。
あまりにも開きがあり過ぎる。
黒岩知事の報告を聞いていた県民の安心感は一気に吹き飛んだ。
県身に対する裏切り行為だ。
昨年4月の時点で、各医療機関が「確保可能」とした病床数を1939床としていた。
県内の入院者数は19日時点で961人。
最大確保病床数を基にした病床使用率は5割未満となっていた。
しかし、現在、新型コロナ患者がすぐに入院できる「即応病床」数は1078床。
現在の実質病床使用率は89%となっている。
だから、神奈川も医療崩壊を起こしている。
重症者用の最大確保病床も200床の確保は難しく、現在は117床だという。
口が達者なだけではなく、数字をいじるのも達者なようだが、信用失墜だ。
国同様、自治体も信用されなければ県民は付いて行かない。
黒岩知事や阿南英明統括官が、いくら口が達者でも、数字はウソを付かない。
透明性をもって事に当たらなければならない。
簡単な話で、両人が述べているように神奈川モデルがうまくいっているのなら、
ここまで悲惨な結果になってはいない。
神奈川県内の重症者、入院患者数ともに過去最多を更新。
医師や看護師らの疲労も極限に達している。
神奈川モデルの失敗を真摯に受け止め、最善を尽くしてほしい。