「海外メディアは森会長を『sexist(性差別主義者)』と厳しく糾弾。
国内より海外の方が森発言に敏感に反応。
フランスの欧州問題担当相を務めたナタリー・ロワゾー欧州議会議員は自身のツイッターで、
「森さん、女性は簡潔に話せますよ。例えば、あなたにお答えするには『黙りなさい』で十分」
と不快感を表明。
カナダのアイスホッケー女子五輪金メダリストで国際オリンピック委員会(IOC)委員の、
ヘーリー・ウィッケンハイザー氏も、自身のツイッターに。
「この男を朝食のビュッフェ会場で絶対に追い詰める。東京で会いましょう」と投稿。
1万件もの「いいね」を集めたこの投稿に、海外ユーザーも「素晴らしいアイデアだ」〈私も一緒に!」
などと賛同の声を寄せている。
さらに、SNS上には〈#Mori resign(森、辞めろ)〉の英文ハッシュタグが登場し、
タグを取り上げた英BBCなどの報道と一緒に国内外で拡散されている。
各国の駐日大使館も立ち上がった。
きのう午後以降、EU加盟国を中心に各大使館の公式ツイッターアカウントが、
「#DontBeSilent」(黙ってはいけない)、「#GenderEquality」(男女平等)、「#男女平等」
とのハッシュタグを次々と投稿。賛同の輪が広がっている。
明言こそしていないが、森発言への抗議は明らかで、さながら国境を超えたツイッターデモの様相だ。
今や「森辞めろ!」が世界のコンセンサス。
日本がいまだにジェンダー感覚にうといことを世界に露呈した。
それでも、森会長が居座り続けるということは、日本の開き直りを世界にアピールすることとなる。
日本では、(JOC)の山下泰裕会長は5日、報道陣に森会長の進退について聞かれ、
「本人が謝罪して、発言を撤回されている。いろんな意見があることは分かっているが、
最後まで全うしていただきたい」と述べた。
自民党の世耕弘成(参議院議員)は、森会長について「余人をもって代えがたい」と発言。
まさに「馬河をもって代えたい」だ。
国内では、ほとんどの関係者が、森会長に異論を唱えられない。
怖ろしい話だ。とても民主主義の国ではない。
田母神俊雄氏に至っては、
「森喜朗氏の発言、いいじゃないかそれぐらいというのが素直な気持ちだ。
日本は本来寛容な社会のはずだ。
しかしこのくらいの発言が批判され大騒ぎになる社会になってしまったのか。
森氏を擁護しているのではない。
何も言えない社会に向って進むことが怖いだけだ」
と、『日本の恥』になる発言を。
何も言えないのではなく、言って良いことと悪いことがあるということが理解できないとは、
お寒いどころか、凍えてしまう。こういう人を信望している人たちがいること事態が、
世界から日本の評価が下がり、糾弾される所以だ。