厚生労働省は9日、海外渡航歴のない9県の男女13人(20歳代~50歳代)が、
英国や南アフリカで流行する変異した新型コロナウイルスに感染していたと発表。
国内の変異ウイルスの感染者は空港検疫を含めて計105人となった。
発表によると、9県のうち栃木、茨城、福島、長野、新潟、群馬の6県では、
変異ウイルスの感染者が確認されたのは初めて。ほかは静岡、神奈川、埼玉県だった。
13人のうち11人は同じ施設を利用した職場関係者で、
英国由来の変異ウイルスによるクラスターとみている。
残りの2人は、南ア由来の変異ウイルスに感染しており、
今月4日に判明したアフリカに滞在歴のあった50歳代女性の濃厚接触者だった。