政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

大江千里氏、ワクチンでアナフィラキシー反応。

NY在住でジャズピアニストとして活躍している大江千里氏(60)。 

1度目のコロナワクチン接種は今年1月10日だった。

1月9日、僕のもとにニューヨーク市から携帯メールが届き、ワクチン接種の予約が開始されたとある。

60歳の僕は優先接種の対象になる65歳以上の高齢者でもなく、医療従事者等でもない。

なぜ自分が早期に接種できたかは分からないが、

僕が住むブルックリンに大型のワクチン接種会場がオープンした1月10日の予約が取れた。

翌日、接種会場である小学校に着くと長蛇の列が出来ていたが、思ったより早く、

2時間ほどで接種テーブルへ。

申し込む際にファイザー社とモデルナ社のものが選べるのだが、

最初からモデルナにチェックが入っていたので僕はそのままモデルナを接種。

打った後は別の場所で15分待機し、何もなかったので外に出た。

モデルナのワクチンは、1本目を打った後、28日置いてから2本目も同じものを打つことになる。

2回目のコロナワクチンは2月10日に予約したの(予約日は自分で選べた)、

副反応もなく1カ月が経過し、2回目のコロナワクチンは、1回目と同じ場所にて同じ要領で。

しかし、会場はガラガラだった。予約を取ったのにキャンセルする人も多く、

用意されたワクチンがその日に破棄される場合もある。

並び始めてからショットを打つバスケットコートまでわずか10分。

ワクチンを打つ担当のアイラスは「どんな気分? この1カ月どうだった?」

など僕との会話を急くことなく進める。

ワクチン接種の前にはリラックスすることが最も必要なのだ。



「今度のワクチンは打った腕が腫れたり痛くなったりすることも多く、

体全体が痛んだり熱を出したりする症例も報告されているの」。

じゃあ、打った後にワインは?「それはOK。飲んでリラックスでしょ?

ただ、3日間は家にいてゆっくりしてね」。

そんなに?「そう、何が急変するかわからないの」。了解。

目の前に僕用のモデルナワクチンの瓶がある。「緊張してる?」。はい。

「私もよ。でもお互い気楽にしたほうがいい」。

10カ所以上のテーブルで看護師たちが手持ち無沙汰にしている。

1回目を初日に打ちに来た時のにぎわいが嘘のようだ。

「じゃ、行くわよ」。一瞬だ。1回目と違うのは、その痛みは尾を引いた。

流線型のドーンと奥へ向かう鈍い痛みがあった。

終わったあと、拳骨ハグしてスタッフ数人から「15分よ。絶対に動いちゃダメよ」なんて言われ、

わかってる!と交わし合い講堂へ。

全てが終わりスタッフたちに「ありがとう」を言うと、彼らも口々に「ありがとう」と言う。

そんなふうに感謝とリスペクトを交わし合い外へ出る。この日の光はとにかく眩しかった。



だがその日の夜、体調が急変した。

2月10日夜、自宅でピアノを弾いているとワクチンを打った左手が激痛で上がらなくなり、

そのうちに打っていない方の右手も上がらなくなった。

だんだん全身が痛くなり息が苦しくなった。なので、ベッドへ。

ショットを打ったのが午前11時35分ごろ。この症状が始まったのが午後6時ごろ。

きつくなったのが午後8時ごろ。そしてベッドで9時半ごろ、急激に調子が悪化。

全身が痛み、ゾクゾクするのになぜか熱い。

心臓をわしづかみにされるようで、呼吸もさっきよりも苦しくなる。

知らない何かに身体を乗っ取られた感覚がして、僕は直感でやばいと思いマネージャーにメールをするが、

彼女からの返事が来るまでの数秒の間に自分の黒目が動かせなくなる。

今まで一度も経験したことのない症状だ。心じゃひたすら「絶対に生きる」と唱えて、そのまま気を失った。

夜明けに2回、水を補給しに起きる。起きようとするのだが、

丸虫のように何度も身体をテコにして勢いをつけなければ起き上がれない。

しかし給水後は熟睡して朝6時過ぎに目が開く。

再び水を飲み、調子が良くなったので体温を測ったら37.6度だった。

ということは昨夜の熱はどれだけ高かったのか?

その日は熱が上がったり下がったりで仕事は全くできない。

お腹はやたら空くので残り米でおかゆを作り食べた。寝て起きて食べて水分を摂取してまた寝て起きる。



念のため主治医を含める3人のドクターに症状を話すと、

みな同じ見解で「アナフィラキシーショックの疑いがある」と言うことだった。

ちなみに僕はこれまでにワクチン接種後にアナフィラキシー反応が出たことは一度もなく、持病もない。

通常は数分から数十分以内に起きるため、接種後に会場で待機させられたわけだ。

しかし接種の仕方、その吸収の仕方の違いや、個人差などで数時間後に出ることがあるらしい。

回復したはずの身体は5日経った今もきつい。寝たり起きたりしながら本調子ではない。

食欲はあるし普通に生活するにはなんの問題もない。

しかし気がつけばベッドに横になっているといった感じが続く。

ピアノは弾いているが、まだ外出はせずに温かいものを食べてゆっくり体を休める日々が続いている。

セカンドオピニオンをくれた別のドクターが、

「病院中でワクチンを接種し、副反応がでた医療従事者はいたがアナフィラキシーはいなかった。

大江さんの場合はきっと、血圧が急激に下がっての失神だ。よく助かった。

90日間はコロナにはかからないですね」と言われ、そこで思い出す。

そうだ。モデルナワクチンで作られる抗体は、少なくとも3カ月間残存すると報告されている。

では3カ月が過ぎた後、僕はもう一度コロナワクチンの接種を受けるか? 

うーん、受ける。僕は科学を信じる。

ただ、受けるも受けないも個人の自由で、どちらも同じように尊重されるべきだ。

コロナとの戦いで、このワクチンの成果がどれほどのものなのか誰にもわからない。

しかしワクチンを打たなければ現状は変わらない。可能性に賭ける、

その症例が集まって次の信頼性につながる。

未来は用意されたものではなく、僕たちで作るものだからだ。世界は変わる、僕はそう思う。



‘@モデルナが開発したワクチンは、94%の有効性が確認され、

接種により少なくとも3か月間残存する強力な抗体がつくられることが分かったとする論文が、

米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル」に発表された。

しかし、NIAIDのアンソニー・ファウチ所長をはじめ専門家らは、

免疫系が一度感染したウイルスを記憶し、同じウイルスに再びさらされた際には、

新たな抗体を生成する可能性が非常に高いと述べている。

北村 義浩.特任教授は大江氏の症状は緊張からくるもので、アナフィラキシーではないと判断した。

注射の痛みや緊張などがきっかけで立ちくらみや失神などを起こす人もいる。

血圧などが低下して脳に送られる血液の量が減少するために起きる症状だが、

その現象は、接種して30分以内に起きることが大半。

通常であれば横になって休むことなどで自然に回復する。

どう考えても、緊張からくるものではない。

以前から北村特任には、引っかかっていたのだが、

北村教授に診断されていたら、怖ろしいことになる。