東京オリ・パラ組織委員会を辞任した森前会長の後任として就任した橋本聖子新会長（56）。
橋本会長は18日の就任会見で「女性理事40%」の方針を掲げた。
目標達成には、十数人の女性を選任する必要がある。
橋本会長は、五輪憲章にもうたわれる男女平等の推進を「スピード感をもって」と意気込む。
その目玉施策の「女性理事40%」では、理事の数を10人以上増やして、
全員女性を投入し、無理くり女性の比率を40％以上に引き上げる奇策を提案。
東京大会は開幕まで半年を切り、コロナ対策では、ワクチン関係なく開催する方針だが、
観客数をどうするかといった課題など山積している。
その最中、組織委員会の会長代行を5年前から務めてきた遠藤利明副会長が、
橋本会長の就任に伴って18日の理事会で会長代行の役職を退くことに。
同じ現職の国会議員の橋本氏が会長に就任したため、
政治的な中立性を担保する必要があると判断したためだというが、
橋本会長がやりにくいだろうということと、森色を薄くするために会長代行を退き、
副会長にとどまり、引き続き東京大会に向けた関係機関との調整などに当たる。
政治的な中立性を担保するなら、退くべきだ。
それにしても、女性を増やせばいいというものでもないだろう。
就任会見で「女性理事40%」の方針を掲げたから、何とか辻褄を合わせるしかないのだろうが、
費用が増加するだけだ。
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