米フロリダ州のマイアミビーチ市当局は20日、
春休みで押し寄せた人らの無法ぶりが手に負えないとして非常事態を宣言し、
夜間外出禁止令を発令した。
観光客の午後8時以降の外出は禁止となり、飲食店も同時刻に閉店となり、一部の道路を封鎖する。
マイアミ市から湾を渡って同市へ至る道路は数日間、午後9時以降に地元の車以外の通行禁止する。
ここ数日は暴力行為や破壊行為が増えていたという。
春休みのマイアミビーチで人々が浮かれ騒ぐ光景は珍しくないものの、
今年は米市民の約13%がワクチンを接種したこともあって特にお祭りムードが強く、
感染拡大が抑えられているという錯覚が広がっている。
ラウル・アギラ市長代理は市中心部に集まった大勢の人々について、
「ロックコンサートのようだった。道も草も見えなかった」と述べた。
またここ数日、レストランで発生したけんかを捉えた動画が拡散しており、
18日の晩に「数百人が一度に走り去る事態が発生した。
テーブルや椅子が投げられ、武器として使われた」という。
現地メディアによれば、このけんかにより大きな損害が出た上、
高額な会計を支払わずに逃げた客もいた。
マイアミビーチのリチャード・クレメンツ警察署長によると、
先日発表された集計では、この期間に900人あまりの逮捕者が出た。
うち300人以上が重罪容疑、半数以上が州外からの来訪者だった。
警察報道官によると、18日に二十数人、19日にも十数人が逮捕された。
ゲルバー市長は今後さらに取り締まりを続けて秩序維持に努める構えを示し、
「羽目を外すのが目的ならほかの場所へ行って」と、呼び掛けをした。
しかし、他の場所に行って羽目を外したら、他の地域が迷惑になるが、そういうことを平気で述べる。
日本は強制的な取り締まりをしていないが、渋谷や上野などで騒いだり屯って飲んでる人たちに、
取り締まりを強化したら、似たような光景になる可能性はある。