警察庁の有識者検討会は1日、限定エリアで、アクセルなどの操作をすべて行う、
自動運転「レベル4」について、路線バスや電動カートなどの移動サービスを対象とした、
交通ルールの在り方を報告書にまとめた。
レベル4では乗客を除いて車内は無人で、車載の自動運転システムがアクセルやブレーキなど、すべてを操作する。
道路交通法に基づく従来の「運転者」はいない。
これまでドライバーに求めていた交通ルールの順守を、自動運転システムに求めることなどを提言した。
また、運転免許がなくても走行を認めることも明らかにした。
今回の検討会では、最も実現が早い移動サービスの交通ルールについて検討され、
自家用車や物流サービスは議論されていない。
政府は、公共交通的な移動サービス、自家用車、物流サービスの3形態に分け、
それぞれ実現時期の目標を定めている。