埼玉県の大野知事は8日、萩生田文部科学大臣とウェブ上で会談し、
わいせつ行為をした教員を2度と教壇に立たせないために法改正するよう要望。
県内では昨年度、教員7人が児童や生徒へのわいせつ行為で懲戒免職処分。
このほか、2人が過去のわいせつ行為による免職の処分歴を隠して採用され、
県内の学校に勤務していたとして懲戒免職となった。
現在、懲戒免職となっても、3年が経てば再取得が可能な免許状。
文科省は再取得できなくなるための法改正を検討していたが、
刑法との整合性などの課題から、今国会への法案提出を見送っている。
県の要望書では、わいせつ行為をした教員が2度と教壇に立たないよう、
教育職員免許法の改正を行うことのほか、
採用時に性犯罪歴がないこという証明書を示すなど、必要な環境整備を求めた。