イラン原子力庁は11日、中部ナタンズの核施設がテロ攻撃を受けたと明らかにした。
原子力庁のベフルーズ・カマルバンディ報道官は当初、
ナタンズ施設の「濃縮施設の電気回路の一部で事故」が発生したと発表していた。
原子力庁のアリアクバル・サレヒ長官はこれを「無益な」行為と非難。
国際社会に「この対核テロ(行為)に立ち向かう」よう求めた。
サレヒ長官は、攻撃を仕掛けたのは、
「イランの原子力産業発展の妨げ、産業的・政治的進歩に反対する勢力」と主張。
ただ妨害工作を指示した可能性のある国名や組織名を特定するまでには至らなかった。
‘@イランは10日、ナタンズでウラン濃縮用の改良型遠心分離機の稼働を開始したと発表。
2015年に世界の主要国と結んだ核合意を逸脱する行為。
ウラン濃縮稼働すれば、テロ行為を仕掛けようと狙っていたようだ。