御用医師、忽那賢志、ワクチン「私も打ちました」の政府広報CMが垂れ流されている。
しかし、ほとんどの国民にワクチンのワの字も届いていない。
そして、忽那医師が、さらにワクチンの安全性を呼び掛けている。
*承認後に明らかになってきた新型コロナワクチンに関する最新知見をご紹介致します。
これから接種を考えている方の参考になりましたら幸いです。
現時点で国内で承認されているのはファイザー/ビオンテック社が開発した
mRNAワクチンという種類の新しい技術を用いたワクチンです。
・新型コロナウイルスに対する免疫を持つことができます。
生きたウイルスはワクチンの中には入っておらず、また遺伝情報を体内に接種すると言っても、
それによって人間の遺伝子の情報に変化が加わることもありません。
他のワクチンと比べても非常に高いものであり、
例えば、最も効果が高いワクチンの一つである麻疹ワクチンの予防効果と同程度です。
世界保健機関によると、すでに世界中で6億人の人が(mRNAワクチン以外も含む)新型コロナワクチンを接種しています。
。新型コロナワクチンには新型コロナの発症を予防する効果があります。
。ウイルスの感染そのものを防ぐ効果もあります。
・接種半年後も十分な効果を保っています。
・変異株にも効果がありそう
変異株には有効性が低下してしまうのではないかと懸念されていましたが、
ファイザーの接種後6ヶ月の解析結果では、変異株が大多数を占める南アフリカにおいても
100%の予防効果を示したことが報告されています。
・・・ぱねえ
おっと・・・つい心の声が漏れてしまいました・・・。失礼致しました。
しかし、変異株の拡大によって新型コロナの終息が遠のくのではないかと懸念されていた中、
この結果は本当に心強いです。
篠原涼子さん並みに、いとしさと せつなさと 心強さとを感じました。
・日本人での副反応も想定内である
ちなみに私も先日2回目のワクチン接種を受けたのですが、ちょっと接種部位が痛くなったくらいで、
それ以外は特に大きな副反応は見られませんでした。
別に熱が出てほしいわけではなかったのですが、少し拍子抜けしました。
一方、若い同僚は「へっへっへ・・・僕、熱出たんですよね・・・」と
何故か自慢げに報告をしてきましたが(聞いてないのに)、
これはどうやら、若い人の方が発熱などの全身症状が出やすいようです。
高齢者の方で、発熱や全身症状が心配な方にとっては、少し安心材料となるのではないでしょうか
(それでも65歳以上の1割で2回目接種後に熱が出るようですのでご注意ください)。
またアナフィラキシーについては、これまでに72件報告されており、
海外の報告よりも頻度が高いようですが、適切に対応し軽快していることから、
大きな懸念とはならないと考えて良いでしょう。
以上、国内承認後に新型コロナワクチンについて分かってきたことをご紹介しました。
今後ワクチン接種が広がることによって、重症者が減ることが期待されます。
現在国内では第4波が広がっている状況ですが、
(今すぐとはいきませんが)数カ月後の医療機関の負担を減らすためにも、
ぜひ前向きにワクチン接種をご検討ください。
忽那賢志
感染症専門医
石川県の病院に勤務する派遣社員が、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種したあと感染。