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​空手、植草選手へのパワハラ認定せず。

空手の東京五輪組手女子61キロ超級代表の植草歩選手が、

香川政夫前選手強化委員長からパワハラを受けたと訴えた問題で、

全日本空手道連盟パワハラを認定をしない判断を下した。

公式サイトの倫理委員会報告書の骨子などによると、

香川氏の行為は「身体的暴力」に直接該当しないものの、「不適当な行為」と結論づけられた。

その上で、全空連理事会が「選手強化委員長という社会的立場の高さに照らし、

竹刀稽古に関わる言動をもって、強化委員長を解任すること」を決議したと説明。

こうした経緯を踏まえ、パワハラなどの訴えは「調査には及ばない」とした。



植草選手の代理人を務める境田正樹弁護士は、

「植草さんは科学的なトレーニングがやりたかった。大学に行ってスポーツ科学を勉強し、

自分を実験台にして東京五輪に行く夢を持っていたんです。

その機会を奪われ、頭ごなしに古いやり方を押しつけられた。

それで彼女は心を閉ざし、自分らしく輝ける場がなくなった。

竹刀ではなく、敬意を払わなかったことが一番の大きな問題なんです」と説明。

問題の根幹にあるのは「竹刀」ではないようだ。

日体大のアメフト事件や体操のパワハラ事件と同じで、結局管理側の処分は曖昧。

スポーツ界の上下関係の絶対と、パワハラや暴力容認が根幹にある。

いずれにせよ、五輪まで4か月を切る中、植草選手には頑張ってほしい。