1~3月期、過去最高の伸び幅。
中国国家統計局が16日発表した2021年1~3月期の国内総生産(GDP)は、
物価変動の影響を除いた実質で前年同期比18・3%増だった。
前年同期が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で6・8%減と、
初のマイナス成長に沈んだ反動もあり、
四半期ベースで比較可能な1993年以降では過去最高の伸び幅となった。
個別指標では、工業生産は前年同期比24・5%増と大幅に伸びた。
工場の操業停止が相次いだ前年から一変し、自動車が大きく増えたほか、
政府のインフラ投資を受けてセメントや鋼材なども好調だった。
輸出(人民元ベース)も、マスクやワクチン、在宅勤務用のパソコンなど、
新型コロナ関連商品が好調で、同38・7%増だった。
企業の設備投資や公共投資の動きを反映した固定資産投資も25・6%増えた。
個人消費の動向を示す社会消費品小売総額は、33・9%増えた。
‘@日本は置いていかれる予感が的中しそうな状況だ。