春の全国交通安全運動が実施されていた4月8日は、
全国で交通事故による死者が1人もいなかったことが警察庁のまとめで分かった。
1日ごとの交通事故の統計を取り始めた1968年以降、連日1人以上が亡くなっていたが、
53年たって初めてゼロになった。
交通事故による死者数は70年に戦後最悪の1万6765人を記録。
近年は減少傾向にあり、2020年は2839人で4年連続で戦後最少を更新している。
21年は4月15日現在(速報値)で713人となり、前年同期を17・8%下回っている。
政府は08年から「交通事故死ゼロを目指す日」を設けて取り組んでおり、
今年は4月10日(交通死亡事故1件1人)だった。