借金と認めたことになるので、解決金は支払わないと28枚にも及ぶ文書を公表した小室圭氏。
文書発表から4日後、突如、母・佳代さんの元婚約者に、解決金を支払うことで、
金銭トラブルに終止符を打ちたいと発表。
文書での言い分と異なる解決金の支払いは、以前から想定していた流れだと、
代理人の弁護士は説明した。
文書に関しても、「今回の文書はそもそも、国民の理解を得るためではなかった」と説明。
宮内庁の西村康彦長官など一部はこの文書を評価しているようだが、
多くの人の反応を見ると、小室氏の印象がさらに悪化したといえる。
小室文書では、婚約破棄を伝えた際に「返してもらうつもりはなかった」と、
元婚約者が語った録音があるとちらつかせ、さらには支援してもらっていた資金は、
理由なき婚約破棄に対する慰謝料と主張。
しかし、渦中の元婚約者は、「週刊現代」(4月24日号)で、真っ向否定している。
理由を告げずに婚約破棄を言い渡したことについては、
「まだ大学生の彼の前で『あなたのお母さんから、生活費やあなたの学費といった名目で、
金銭を要求されたことが理由です』とはとても言えません」と、
小室圭氏に気を使ってのことだったという。
「全面的にバックアップします」と元婚約者が積極的に資金提供を申し出たという、
小室氏側の証言に対して、
「金銭は、どれも佳代さんから『ヘルプしてください』『助けていただけませんか』
といった要請があったので、渡したものです」と、完全否定。
これは以前にも言われており、確かメールもあったはずだ。
こうした文書を公表したことに対して、「とても誠実な対応とは思えず、強い違和感を持ちました。
小室さんが提案している解決金を受け取るつもりはない」と語っている。
文書公表が金銭トラブルの突破口となると思われたが、完全に逆効果になってしまったようだ。
そもそも、「もう返してもらうつもりはない」と婚約者は述べていたのだから、
いまさら返すなどと言わないで、「いろいろご迷惑をおかけしました」と直接謝罪して、
許しを得たことを確認して、迷惑金などの名目で、金を差し出せばよかったのではないか。
眞子さまも、ここまではっきりと自分の意思を示すことができるように育ったのは、
やはり、両親の影響が大きいのだろう。
秋篠宮皇嗣殿下は今上天皇 徳仁様が皇后雅子様に言及した時に、公に若干の苦言を呈した。
2020年11月13日、眞子内親王は手記を発表。今の心境を率直に語った500字足らずの文章。
最後に、天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して
静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げておりますと締めくくった。
天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下まで持ち出して、「私の気持ちを理解して見守ってくれている」
としたためた、国民に向かって公言した、立ち回りのうまさ(言葉を選んだ)。
天皇陛下は、2月23日の誕生日を前に行われた記者会見(2月19日)で、
「眞子内親王の結婚については、国民の間でさまざまな意見があることは私も承知しております。
このことについては、眞子内親王がご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、
多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」と言及した。
眞子さまの文書と若干の齟齬がある。全面的に理解し、いつまでも見守っているわけではない。
眞子内親王の気持ちは分かるが、全体的には理解しがたい部分がある。
両親とよく話し合って、多くの人が理解できるようになることを願うとい意味だ。
今回小室氏の文書では、眞子さまを文書の中で表に出してきた。それも金銭にまつわることで。
令和のロミオとジュリエットの、皇室や世間から見る溝はさらに深まった。
しかし、結婚することを決めて揺るがない二人に対して、いつまでも反対するわけにはいかない。
たとえ相手が誰であろうと、犯罪者などでない限り。
私には、小室圭氏の危うさ、違和感がどうしても拭い切れないのだが、
最後は二人の問題。
それを証明するために、二人は結婚して幸せになるしかない。
そう思わざるを得ないのだろう。
この騒動も、情報が発達した弊害かもしれない。