2日、北海道と札幌市で過去最多となる新型コロナ感染者が確認された2日、
道内では、過去最多326人の感染者を確認し、このうち札幌市は7割以上の246人。
札幌市の秋元克広市長は5日に市内で予定される東京オリンピックのマラソンの、
テスト大会を開く方針に変わりがない考えを示した。
秋元市長は記者会見で、テスト大会について、
「本番に向けた運営のテスト」だとして必要との認識を改めて示した。
同じ日に行う予定だった10キロの市民マラソンは、感染拡大を受け4月19日に中止を決めている。
秋元市長は医療提供体制の逼迫を懸念し「緊急事態宣言レベル」と危機感を示す一方で、
「時期を変更できないイベントまで強制的に中止する状況ではない。
非常に分かりづらいと思うが、感染対策の意味で、沿道での観戦を控えてほしい」と話した。
自粛要請したり解除したりと、新型コロナ対策はダラダラ続いていると感じている国民は多い。
その中で感染が拡大し気を引き締めなければいけないのに、自治体が矛盾した行動をとれば、
市民が自治体の要請を聞かなくなるのは必然。
国や自治体には、感染を抑える本気度がない。