「狭い車内、恐怖」
発熱した患者や新型コロナの患者を救急車で運ぶなど、
新型コロナの感染リスクを抱える救急隊員へのワクチン接種が進んでいない。
出動する際、常にマスクをつけて防護服の上下を着ているが、それでも「不安は拭いきれない」
最近は1日に数人は発熱患者を搬送しているが、
マスクをしていない患者や家族を運ぶ経験もしたという。
「車内は狭いし、やはり恐怖はある」
対象は15万3千人。東京消防庁では4月下旬から接種が始まったが、まだ一部の消防署に限られる。
消防庁の担当者は、各消防署と地元医師会がやりとりして接種時期を決めており、
「早く進めたいが、こちらでコントロールできるものでもない」と頭を抱える。