米国防総省は、制御不能になった中国の大型ロケット「長征5号B」が、
この週末にも大気圏に再突入するとみて、追跡を続けていることを明らかにした。
長征5号Bは8日前後に地球の大気圏に突入する見通しで、米宇宙軍が軌跡を追跡している。
正確な突入地点は数時間前になるまで特定できないが、
第18宇宙管制隊はロケットの位置に関する最新情報を毎日ウェブサイトに掲載する。
ロケットの残骸は地球の表面の大部分を覆う海に落下する可能性が最も大きい。
しかし、22トンもある長征5号B、大半は大気圏で燃え尽きると思われるが、
崩壊した大型部品の一部が、人の住む場所に落下すれば被害が発生する恐れもある。