ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に内閣官房参与の高橋洋一氏が出演。
高橋)コロナ対策はいろいろとありますが、「気合い」にかかる部分が多いですね。
エビデンスに基づいてというような感じではないですよね。
交通業が感染に関係があるということは、あまり出て来ないですよ。
高橋)日本は感染が多いと言いますが、人口当たりで考えると、
急速に下がったイギリスと大差ないのです。イギリスはものすごく下がったのですよ。
飯田)ワクチンの接種が進んで、だいぶ下がったと。
高橋)そのレベルといまの日本は変わらないのです。
日本では「オリンピックは開催できるのかどうか」などと言っていますが、
世界からは「数字を見ると大丈夫ではないのか」と言われます。
飯田)確かに「このところ感染者数がものすごく増えて来た」と、
きょう(28日)の新聞にも出ていますけれど、世界各国のグラフを見ると、
ようやく下がって来たところと合うぐらいのレベルに過ぎない。
高橋)世界のスケールで見ると、
日本は波が立っているか立っていないかわからないというレベルですよ。
飯田)あまりに下に貼り付き過ぎて。
高橋)日本は「ワクチンが遅い、遅い」とみんな言いますが、よくよく考えてみたら、
感染地域からやるのに、日本のような感染者数が(世界水準で)低いところが先にやったら、
国際的な非難を受けますよ。
飯田)「感染者数が少ないのに、なぜ日本に優先的に出すのだ」ということになってしまう。
飯田)一部の業種にとって、休業要請などは大きな打撃となっています。
特に飲食店。お酒の提供もダメということになると、畳んでしまうところも多いということです。
高橋)休業補償で20万円という話になっていますが、驚きました。
今年度、予備費は5兆円用意してあるのです。それを使えばいいだけの話です。
飯田)使えないのは、何か理由があるのですか?
高橋)ないと思いますよ。去年も使っているし、休業の協力金の支出というのは予備費から出していますから。
‘@「日本が先にワクチン接種したら国際的な非難を受ける」の高橋説は、
杉村 太蔵氏が、ことあるごとに発信している。
これだけを聞いても、太蔵氏が政府と何らかの関係があることが分かる。
太蔵氏は五輪も「感染リスクは高くない」と、開催を強く推進している。
ワクチンが日本に少ないのは、ワクチン争奪に大幅に遅れたからというのが、本筋の事実。
枝葉では、加藤官房長官の発言とか菅総理の対応とか。