新型コロナワクチンの接種を巡り、愛知県西尾市の近藤芳英副市長が、
スギ薬局を展開する「スギホールディングス」(HD、同県大府市)創業者で、
西尾市在住の杉浦広一会長(70)と、妻の昭子相談役(67)の予約枠を優先確保するよう、
市の担当部署に指示していた。
スギ薬局は、お客様、患者様の幸せを願い、地域社会に貢献できる社会づくりを目指します。
近藤副市長は指示を認め「夫妻は市への貢献度も大きく、
忙しいお二人なので担当部署に依頼した」と釈明。
しかし、公にバレたので、市は急きょ夫妻の予約を取り消した。
高齢者の接種事業が十日に各地で本格化する中、問い合わせや予約で電話がパンクしたり、
高齢者の長蛇の列ができるなど大混乱を招いている中、
西尾市やスギHの杉浦会長の姿勢は批判を集めそうだ。
近藤副市長や複数の市関係者によると、四月初旬ごろ、スギHDの社員から市健康課に、
「夫妻がいち早くワクチンを打てないか」と相談があったという。
‘@上級民意識か。大衆薬や商品を扱う者のとる行為ではない。
それを許す公務員も許されることではない。残念だ。