英イングランドで5月10日、昨年7月以降初めて、
新型コロナ感染による死者の報告件数がゼロとなった。
また、スコットランドと北アイルランドでも同日、感染者の死亡は報告されていなかった。
‘@いま、イギリスと日本では1日あたりの感染者数が同程度なのに、
なぜイギリスは経済を開放しており、日本は緊急事態宣言なのか、
という問いに対する答えがこれかもしれない。
イギリスは、ついに1日あたりのコロナの死者数が0人に。
日本の11日の死者数は113人。感染者数は6242人。大阪は最多の55人が死亡。
長期にわたって実施してきたロックダウン(都市封鎖)措置の段階的な解除を進める同国。
ジョンソン英首相は10日、イングランドのロックダウン緩和措置についての新たな方針を発表。
流行は続いているものの、感染が急激に拡大している状況にはないと判断し、
警戒レベルを4から3に引き下げる。
新たな警戒態勢の下、イングランドでは17日から、友人や家族と屋内で集まることが可能になり、
「ハグをすることも許可」されるようになる。
一緒にパブやレストランの店内で飲食できるようになるほか、
映画館や美術館、劇場の営業が再開される。
今年1月のピーク時には1日の新規感染者数がおよそ7万人に達していた英国だが、
その数は4月中旬以降、2000人を下回る日も出てきていた。
ワクチン接種戦略において最大の成功を収めた国の一つとされる英国では、
すでに居住者の4分の1以上が2回の接種を完了しており、
半数以上が1回目の接種を終えている。