現場のひっ迫浮き彫り。
新型コロナの感染拡大による医療現場への負担。
石川県医療労働組合連合会は、県内の看護師らに実施した緊急アンケート結果を公表。
結果からは、医療従事者たちが直面している現場の厳しい状況が浮き彫りになった。
調査は3月31日~4月20日に実施。
県内の医療機関に勤務する看護師や保健師、助産師、看護助手の計580人が回答した。
「仕事を辞めたいと思うことがあるか」という質問では、
「いつも思う」が17・8%で、「ときどき思う」を合わせると6割強に達した。
「コロナ禍で働いていて最もつらいことは」(複数回答可)では、
「精神的負担」が56・7%、「人員体制不足」が47・8%だった。
同連合会の松本よし子執行委員長は「もともと医師も看護師も足りない状況だったが、
コロナ禍で現場はさらにひっ迫しており、行政にはこの現実を見てもらいたい」と訴えた。