政府が東京と大阪に設置する大規模会場での新型コロナのワクチン接種は、
17日からネットなどでの予約の受け付けが始まった。
混乱を避けるため17日から1週間は、東京23区と大阪市に住む高齢者に限って受け付けられ、
対象地域は今後、拡大されることになっている。
大阪会場は、17日の時点で予約できる今月24日から30日までの1週間分、
合わせて2万5000件が受け付け開始からおよそ25分ですべて埋まり、
受け付けを終了したという。
東京は午前11時、予約が始まったが、開始から約45分で2万1000件の予約を受け付けた。
24~30日に実施する計5万回分の予約を受け付けており、開始早々に半分近くが埋まった。
中には、インターネットの予約方法がわからないと、会場に尋ねに来る高齢者がいた。
会場に来た高齢者は「直接予約取りに来た」と係の人に話すと、
係の人は「予約は受け付けていないんです」と断った。
高齢者は「インターネット持っていないんだよ」と、ポツリと語り、肩を落とした。