埼玉県所沢市内の2つの医療機関で、冷蔵で配送したワクチンを、凍結し直すミスが相次ぎ、
169人分を廃棄したほか、市民21人に、接種していたことを明らかにした。
ファイザー社製のワクチンは、冷蔵状態で運んだ場合は、5日間しか保存できず、
再び凍結することはできません。
所沢市によると、今月14日に、市の保健センターから医療機関に、ワクチン180人分を冷蔵で配送。
医療機関は、再凍結できないと把握した上で、目視でワクチンが凍っていると判断し、
マイナス20度の冷凍室で保管したという。
配送したワクチンについて、17日、市が電子メールで、再凍結しないよう注意喚起したため、
この医療機関では接種を中止し、159人分のワクチンを廃棄したが、
すでに21人に接種した後だった。
21人は現時点で健康状態に問題はないという。
また、市内の別の医療機関でも14日に、10人分のワクチンを、再び凍結するミスがあり、廃棄した。