専門家の意見は真摯に受け止めるべきと、強く認識される事例。
今月6日、横浜市戸塚区のアパートの部屋でペットとして飼育されていた、
体長およそ3.5メートル、体重およそ10キロの「アミメニシキヘビ」。
逃げ出してから2週間以上たったが、これまでの捜索で手がかりは得られず、
目撃情報もなく、警察延べ269人を動員したが21日に捜索打ち切りとなった。
22日も、消防やボランティアなどが引き続き探していたが、
静岡県の動物園「iZoo(イズー)」の白輪剛史園長は、
ヘビがアパート内にとどまっている可能性があるとして、
管理人立ち会いのもとで屋根裏のスペースなどを捜索した。
その結果、午後5時前に飼い主が住んでいた部屋の屋根裏で、
柱に巻きついたような状態でいるアミメニシキヘビを発見、捕獲した。
園長が、飼い主が住んでいた部屋の風呂場の点検口から屋根裏をのぞいたところ、
丸くだんご状になっているアミメニシキヘビが見えたため、
屋根裏に入って2人がかりで捕獲作業を進めたという。
園長は「捕まえるときも襲ってくることはなく、1人が尻尾をつかんで私が頭をつかみました。
鉄骨のようなものからヘビを剥がすのに少してこずりましたが、
頭の方向に引っ張り出して抱えました」と説明。
また飼い主の部屋の屋根裏は、これまでも捜索していたが見つからなかったということで、
「やはり原点に戻って、何回も見るのは大事だなと思いました。
目撃情報もないことから、ここ数日は室内にいると確信を持っていました。
屋根裏で見つかり、そこは的中したと思っています」と振り返った。
そのうえで、アミメニシキヘビなどを飼っている人に対し、
「万が一、逃げ出してしまうと近隣の住民の中には想像以上に恐怖を感じる人もいるので、
絶対に逃がさないように適切に管理してほしい」と呼びかけた。
白輪園長には、飼い主が捜索の手助けをお願いしていた。
飼い主「本当にご迷惑をおかけして申し訳ございません。
(見つかって)ほっとしたという気持ちが大きいです」と謝罪した。
捕獲されたヘビは、横浜市がしばらく預かるという。
専門家の意見を真摯に受け止めていれば、原発事故は回避できたかもしれない。
新型コロナも、こまでの感染拡大は回避できていたかもしれない。