立憲民主党の枝野幸男代表は23日、富山市で開かれた党富山県連大会にオンラインで参加。
次期衆院選の投票率次第で政権交代は可能との認識を示した。
無党派層の動向が勝敗の鍵を握るとした上で、
「投票率が5ポイント上がって、野党に投票してくれれば政権交代できるというのが、
今の客観的な状況だ」と述べた。
国民民主党、野党系無所属などを合わせて衆院定数465の過半数となる、
233人以上の擁立にめどが立ったとして、
「自民党に代わる政権をつくる。その選択肢になる最低条件は整えることができた」と力説。
衆院選小選挙区の投票率は2017年53.68%、14年52.66%だった。
枝野代表は次の衆議院選挙では、できるだけ野党候補を一本化し、
国民民主党との連立政権を目指す考えを示した。
次の衆議院選挙について「今よりましな政権を作るため社民党、国民民主党、共産党と、
できるだけ候補者を一本化しようという認識は完全に一致している」としたうえで、
「国民民主党とは小選挙区を完全にすみ分けて連立政権を目指すことを考えている」と強調。
菅内閣に対する内閣不信任決議案の提出について、
「緊急事態宣言が解除されないと正直迷うが、菅内閣は信任できないので、
きちっと問いたい。そういう状況を判断していくことになる」と説明。
さらに、来月16日までとなっている今の国会の会期を大幅に延長して、
今年度の補正予算案を編成するよう求めた。