英医学誌、WHOなど批判。
医学界で権威のある英医学雑誌ランセットが11日、東京五輪・パラリンピック開催の是非について、
世界保健機関(WHO)などが沈黙していることは「責任逃れ」だとする論説を発表。
前回2016年のリオデジャネイロ五輪では、ジカウイルス感染症(ジカ熱)が問題となり、
WHOが緊急委員会を開いてリスクを評価。
米疾病対策センター(CDC)も当時の長官が、
「大会を中止または延期する公衆衛生上の理由はない」と表明した。
だが、東京のオリパラではこうした動きは出ていない。
同誌は「五輪に向けて世界的な話し合いが必要」という題の論説で、
「WHOは開催するべきか言及を避けている」と指摘。
CDCには、同誌が大会への態度を明らかにするよう何度か求めたが、応じていないことを明らかにした。