自民党の岸田前政調会長が11日に立ち上げた、「新たな資本主義を創る議員連盟」で、
安倍前総理・麻生副総理・甘利税調会長のいわゆる「3A」が出席。
岸田氏は冒頭あいさつに立つと、「安倍前首相、麻生副総理、そして甘利税調会長、
いわゆる3Aそろい踏みであります。3Aの皆さまには、のちほどごあいさついただくことにしているが、
それに先立ち、私「1K」の方からお話しさせていただきたい」と「3A」に言及したうえで、
自らを「1K」と称した。
麻生副総理は、「政策より政局という顔が見える」と、相変わらず政局を持ち出した。
さらに、資本主義について考えるのはいいことだとしながらも、
「この会の趣旨を見ていたら、うかつに賛同すると、財務省が飛び上がりそうなことも書いてあって、
いかがなものかとも思ったが、私としてはこれは議連ですから、色んな意味でいいんじゃないか」と、
財務大臣の立場でけん制しながら、議連として容認する姿勢を示した。
甘利氏は、「3Aはアメリカではマイナーリーグじゃないかとおっしゃる方がいるが、
AAAは格付けでは日本国債より上ですから。岸田先生の議連が、
スタートの時点でトリプルAの格付けがついたということは、
極めて幸先のいいスタートを切られたんだと思っている」と、
岸田氏には上から目線で、3Aを自賛した。