自民党が野党だった2011年5月、菅総理は自身のブログに、
「被災地の状況を考えると、国会をこの状態で閉じるなどとんでもないことです」と書き、
政権の対応を繰り返し批判した。菅氏らが中心となり、与野党の中堅、若手議員とともに、
当時の菅直人首相に会期延長を迫った。
当時の菅(かん)総理は70日間の延長を決めた。
一方、菅(すが)総理は国会で、新型コロナ対応のため、
野党側が国会会期を3カ月間延長するよう政府・与党側に要請したが、これを拒否。
野党4党が不信任決議案を出すに至っている。
立民の安住淳国対委員長は14日、
「あのとき、野党の菅(すが)議員は『国会を閉じるな』という運動の先頭に立っていた。
『のし』をつけてそっくりお返しする」と憤った。
共産党の志位和夫委員長も「東日本(大震災)では大幅な延長をした。
自分たちの過去の行動に照らしても、会期延長に応じないという理屈は立たない」と怒りを隠さない。
‘@厚顔無恥でなければ、政治家はやっていられないということだ。